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スマートフォン・タブレットのセキュリティに注意

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24
2017
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スマートフォン・タブレットのセキュリティに注意

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スマートフォンは便利!だけど...

総務省の調査ではスマートフォン・タブレット(以下「スマホ」)の普及率が7割を超え、
インターネットへのアクセスの半数以上がスマートフォン経由になったそうです。
スマホの特徴は、何といっても気軽さです。
いつでもどこでも、さっと取り出して情報を確認したり、アプリを利用したり、もはやスマホなしの生活が考えられないという方も多いのではないでしょうか。
気軽でよく使っているということは、そこに思わぬ落とし穴がある場合もあります。

ある調査では、このような結果も出ているようです。

  • スマートフォンのセキュリティに対して懸念がある:75%
  • スマートフォンのセキュリティについて、対策をしている:30%以下

重要性はわかっていても、どこから手をつけていいのかわからないという方が多いのかもしれません。
思わぬトラブルに巻き込まれないように、スマートフォンのセキュリティについて確認してみましょう。

たとえば、こんな被害が発生しているようです

  • スマホ本体を乗っ取られて、カメラや位置情報でプライバシーが筒抜けになってしまった。
  • 個人情報や大事なパスワードを抜き取られて、第三者に利用されてしまった。
  • SNSなどを通じて、友達に迷惑メール、迷惑メッセージが送られるようになってしまった。
  • 撮影した写真が勝手にネットにアップロードされてしまった。

これらの被害は、スマホを利用する際に気をつけておけば防げたことがほとんどです。
気をつけることは、それほど多くありません。
難しいことでもありません。
ひとつづつ確認していきましょう

前提:OSの種類を確認しましょう

スマートフォンは、OSによって大きく2つに分類されます。
それぞれの特徴によってセキュリティ対策も異なりますので、確認しておきましょう。

  1. iOS

    Apple社の製品(iPhone, iPad)はiOSになります。
    アプリのインストールがAppStoreからしか行えないなど、自由度が低いぶん、セキュリティ上のリスクは低くなっています。

    • ウィルス等には比較的強い
    • 架空請求サイトなど、ブラウザ上での被害は防ぎきれない
    • SNSなどの不用意な操作によるトラブルは起こりうる
  2. Android

    Apple社製以外の多くのスマートフォンは、Androidになります。
    iOSに比べると自由度が高いのですが、そのぶん、セキュリティに気をつける必要があります。

    • 「野良アプリ」などを通じた深刻な被害が起こりうる
    • 架空請求サイトなど、ブラウザ上での被害も同様に起こりうる
    • SNSなどの不用意な操作によるトラブルは起こりうる

代表的な対策







  1. OSのアップデート

    OSのアップデート通知がきたら、早めにアップデートしましょう。
    OSは巨大なプログラムで、完全には目が行き届かないため、セキュリティ上の問題点は日々見つかっています。
    OSのアップデートをすることで、これらをカバーすることができます。
    ※お使いの端末によって、アップデートできるバージョンに違いがあります。
     詳しくはメーカーにお問い合わせください。

  2. 信用できないアプリの利用は慎重に

    スマホと言えばアプリと言ってもいいほど、便利で楽しいアプリが充実しています。
    ただし、中には悪意のあるアプリも存在するようです。
    悪意のあるアプリを利用してしまうと、スマホに保存してある情報を勝手に利用したり、
    ときにはスマホ自体を乗っ取ってしまうこともできるようです。
    こうしたアプリは、「野良アプリ」などと呼ばれる、公式アプリストア以外で配信されているものが多いようです。
    くれぐれも、GooglePlayなど、公式のアプリストア以外からのダウンロードはしないようにしましょう。
    ※iOSの場合は、公式のアプリストア(AppStore)以外からはダウンロードできないようになっています。

  3. アプリやSNSの権限・利用条件に注意

    アプリ初回起動時や、SNSに関する設定で、「○○へのアクセスが必要です」などと表示されることがあります。
    スマホに慣れた方の中には、こうした画面が出た際に、抵抗なく「許可」してしまう方が多いのではないでしょうか。
    安全なアプリ、SNSなら問題ないのですが、悪質な場合は、自分の代わりにSNSに投稿したり、
    アドレス帳の中身を勝手に利用したりといったものもあるようです。
    それほど悪質なものでなくても、たとえば、Androidの有名な地図アプリは、
    初期設定のままだと、撮影した写真を自動でアップロードしてしまう仕様になっているようです。
    くれぐれも、権限や利用条件の表示は注意し、不必要に許可をしないようにしましょう。
    よくわからない場合は、アプリ名等で検索して調べてから利用するようにしましょう。

  4. 無料の無線LANアクセスポイント(AP)は注意して使う

    スマホでたくさん通信を利用すると転送量制限にひっかかって遅くなってしまいます。
    そのため、お店で無線LANが解放されているとありがたいものですよね。
    しかしながら、暗号化されていない無線LAN(鍵マークのついていない無線LAN)は、いつ、誰に盗聴されてもおかしくありません。
    暗号化された無線LAN(鍵マークのついている無線LAN)であっても、盗聴することが可能な場合があります。
    外出先で無線LANを利用する場合は、重要な情報の入力(たとえばショッピングサイトでの購入など)は行わないようにしましょう。
    また、お店が提供している無料の無線LANと同じ名前で設置されている無線LANも存在するようです。
    スマホの設定で、無線の自動接続をオンにしていると、接続したことのある無線LANと混同され、接続されてしまうことがあります。
    悪意を持って設置された無線LANかもしれません。
    無線の自動接続はオフに設定しておきましょう。
    ※総務省の「Wi-Fi利用者向け簡易マニュアル(PDF)」もあわせてご覧ください。

  5. その他
    • のぞき見に注意

      電車の中など、人目に触れやすい場所で、スマホの画面をのぞき見られ、IDなどの情報が知られてしまうこともあるようです。
      周りの視線に気をつける、のぞき見防止シートを貼るなどの自衛を心がけましょう。

    • スマホの貸し借りに注意

      貸した相手に悪意がなくても、セキュリティが甘くなってしまうかもしれません。
      誤って紛失したら、遠隔ロックなど、いそいで対策を!

    • 端末の廃棄に注意

      スマホに残った個人情報で思わぬ被害に遭うかもしれません。
      確実に情報を消去するか、販売店で消去を依頼しましょう。

    • 写真の位置情報に注意

      多くのスマホはGPSにより位置情報の取得が可能です。
      これにより、撮影した写真に、自動で位置情報が付加されていることがあります。
      位置情報の付いた写真を調べると、撮影した場所がわかってしまいます。
      SNSなどに写真をアップロードする際は、十分に注意してください。

さいごに

スマホはとても便利な機械で、スマホの登場によって私たちの生活は一変したといっても過言ではありません。
それだけに、セキュリティにはしっかり気をつけ、より快適にスマホを利用しましょう。

参考:総務省 国民のための情報セキュリティサイト 携帯電話・スマートフォン・タブレット端末の注意点

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